携帯電話
今や誰でも1台は持っている携帯電話.2台3台と持っている人もいるようです.もちろん私も持っています.でもあまり使っていません.精々使うのが日々の「カエルコール」つまり「*時に帰るよ」という連絡をするぐらいです.ですから仮になくなってもあまり不便は感じません.9月の始めに子どもが東京に行くので,私の携帯を貸しました.それから離日する13日まで彼に持たせたのですが,なくてもまあいいかぁという感じでした.何かあったときには便利なんでしょうがね.ただ困ったのは公衆電話が少なくなった事です.先日も携帯が無いときに,出先で自宅に電話をしようとしたのですが,なかなか公衆電話が見つからず苦労をしました.やはりみんな携帯を持っているから,公衆電話の利用がグンと減っているのでしょうね.
今や携帯電話は「電話」ではなく,立派な「情報端末」になっています.以前PDA(Personal Digital Assistance)などが情報端末として一時期もてはやされたこともありますが,PDAの持っている機能のほとんどは,今や携帯に搭載されています.AppleのiPhoneなどはもはや携帯の域を超えています.今後どうなるか,ちょっと恐ろしいところもあります.ですから携帯を紛失するとほとんどの人がパニックになるでしょう.なんせ自分に必要な情報のほとんどが携帯に入っているわけですから,それが無いと何も出来ない,ということにもなりかねません.情報が一つのデバイスに集中しているわけです.私はこれを「パーソナルメインフレームシステム」と呼んでも良いかと思います.
メインフレームというのは一昔前の大型コンピュータです.すべての情報が集中していて,そこにアクセスすれば何でもわかる,というシステムです.しかしコンピュータのハードウエア・ソフトウエアの進歩にともなって,次第に廃れて行き,今や風前の灯火となっています.なぜメインフレームシステムが廃れたか?価格の問題や,性能の問題,あるいは分散処理技術の発達などが考えられます.理由はともあれ「集中から分散へ」というのが,コンピュータ業界の趨勢です.しかし携帯電話はメインフレームシステムと同じような役割を担おうとしています.メインフレームシステムでは価格や維持管理費などの問題がありました.携帯はその問題はあまりありませんが,メインフレームシステムでは起こりえなかった「紛失」という問題があります.超大型コンピュータと携帯電話,一見両極端の商品ですが,役割的に見ると,案外似ている部分があるような気がします.何かこのあたりで新しい仕事のテーマが出てこないでしょうかねぇ・・・
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